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うらぎらなかったユダ 

Not so secret gospels
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/4887222.stm

BBCのを訳すとたいへんなんで,asahi.comから,
http://www.asahi.com/international/update/0407/006.html


エジプトで70年代に発見され古美術商の手にあったパピルス紙の束が、専門家らによる修復鑑定作業の結果、初期キリスト教の幻の外典「ユダの福音書」の約1700年前の写本だと確認された。聖書ではイエス処刑への道を開いた「裏切り者」として描かれる「イスカリオテのユダ」が、実は、イエス本人の命令に従い「救済」を完成させるために引き渡した「善行の人」だったと主張する内容で、議論を呼びそうだ。


とのことです.とても興味深い文書が発見されたんですよね.
トピックとしては,2週間ほど前になってしまうのですが,
今日ちょうど英会話学校で話した内容なので,書いて見ました.
asahiの記事には,

 同協会の依頼を受けた顧問委員会のメンバー、クレイグ・エバンズ氏(新約聖書学)は朝日新聞に対し、「この福音書が描くイエス像は異端とされた『グノーシス派』の信仰に基づくもので、歴史的な事実を反映しているとは私は考えない。だが、ユダの人物像については新たな材料を提供する重要な文献だ」と語った。

とあり,グノーシス派のものであって,歴史事実ではないとの
主張がバチカンを含めてあるようです.
英会話の先生とはなしていたんですが,当時キリスト教は今よりも
もっと多様であったそうです.いまももちろんさまざまな宗派の
ようなものがあるわけですが,より違いが明確だったそうです.

たとえば,Manicheans,Arians,Gnostics,Catharesなどがあるとか.
Manicheansは,多分マニ教徒あるいは,その派生系という感じみたいです.
先生いわく,神と悪魔が対等の力をもち,対立しているという受け止め方を
している人たちだったということ.この考え方は,ゾロアスター教の影響をうけたマニの考えと
しっくり来るので,やっぱりマニ教徒のことなんだと思います.
マニ教については,ちょっと簡単な文献を読んだことがあって,
なんかなんでもありの宗教という印象を持ちました.ただ,あまりに
歴史資料が少ないということも聞いています.

Catharesは,当時異端として大量に虐殺された経緯があるそうです.
まったく知りませんでした.

Gnosticismは,聖書の文字を文字通りではなく,reasonableというか,
比喩的に捉えて解釈していこうという考え方をとっていたと言ってました.
そう考えて見ると,彼らのユダの行為に対する解釈が,裏切りではなかった
ということも納得のいくところではあります.

これを歴史事実と考えるかどうか,議論の分かれるところですね.
というか,こういうことを書くと問題あるかもしれませんが,
キリスト自体の逸話も,各地の英雄譚の集合体みたいなもんじゃないかと
思うんですけどね.
日本の神話でもヤマトタケルのように,各地の英雄譚がごっちゃに
なった存在もいるわけですし.

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