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subcomandante Marcos (マルコス副指令) 

マルコス・ここは世界の片隅なのか―グローバリゼーションをめぐる対話マルコス・ここは世界の片隅なのか―グローバリゼーションをめぐる対話
イグナシオ ラモネ Ignacio Ramonet 湯川 順夫

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メキシコ・チアパス州で反政府・反グローバリズムの主張を掲げて武装蜂起したEZLN(サパティスタ民族解放軍)のスポークスパースン、マルコス副司令のインタヴューと集会での発言がまとめられた本です.

チアパス州の現状については,本の中で,社会学者ヘルマン・ベリングハウゼンが語っています.
「・・・チアパスにい膨大な富があるにもかかわらず,生まれてきた子供の三分の一は,今でも就学していず,せいぜい百人中一人の生徒が大学に入学できるだけである.先住民の間では,字を読めない人が50%を超えており,死亡率は主と住民の死亡率よりも40%高い・・・」

武装ゲリラというと,どうしても悪いイメージを持ってしまうのですが,
こういう手段をとらざるを得ない彼らの現状と考え方を知ると
とても共感しうる部分がありました.
つづきは,READ MOREをクリック.
マルコスはこう言います.

「われわれは消滅するために戦っている」

つまり,自分たちが武装してゲリラ活動をしなければならない現状を
正常な状態とは考えてないということです.こうもいいます.

「戦争は絶望的な手段」

彼らの望みはこうでした.

「われわれは,自由,正義,民主主義の3つを要求しています.そして,われわれがとりわけ望んでいるのは平和です.繰り返しますが,われわれは権力も,政党になることも望んではいません.そんなものはもうたくさんです!われわれは先住民の権利が認められることを望んでいるのです.大統領宮を攻撃することも,白人たちを片付けることも望んではいません.われわれの望んでいるのは,自分たちの統治形態のもとでわれわれを平和に生活させて欲しいということです.われわれは原始共産主義への回帰を望んでいるわけではありません.急進的な平和主義的体制の樹立を望んではいません.それは,結局のところ,少数のエリート集団――右翼であれ左翼であれ――と貧窮化する社会の多数派との間の差別を覆い隠すものです.われわれが望んでいるのは,社会の各部分が,とりわけ,先住民のコミュニティが苦難を脱する手段を手にすることです.われわれは,施しも贈り物も求めていません.インディオとして,われわれはメキシコ社会の内部でわれわれ独自の異なる現実世界を建設できることを望んでいるのです.」

と.さらに

「EZLNは厳密に定義されたイデオロギーをもたない蜂起運動です.それは,マルクス=レーニン主義や社会的共産主義やカストロ主義やゲバラ主義などといった古典的な政治的ケースのいずれとも合致しません.革命運動も,また革命派も,結局のところ恣意的な運動だとわれわれは考えています.武装運動がなすべきは,問題――自由の欠如,民主主義の不足,正義の不在――を提起することであり,そのことを成し遂げたあとには消滅することです.」

コロンブスの新大陸発見以来,数百年にわたる先住民たちの
虐げられた歴史は,歴史ではなく現在も継続しているんですね.
さまざまな点でグローバル化している現在において,彼らは
一国の主導権を握ることで権利を回復することに意味を見出していないようです.
むしろ,自らのアイデンティティを守ることこそが,重要であると
考えているんですね.
引用ばっかりしてしまいました.しかし僕の言葉よりマルコスの言葉の方がずっと重みがあるし,
とても考えられていて,印象的です.
最後にこれを引用.

兄弟・姉妹のみなさん.
私たちはサパティスタである.
私たちは征服しない.私たちは説得する.
私たちは奉仕されない.私たちが奉仕する.
私たちは壁ではない.私たちは橋なのだ.
私たちは政策を命令しない.私たちはもっとも小さなものたちなのだ.


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