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「頭のいい段取りの技術」を読む 

頭のいい段取りの技術頭のいい段取りの技術
(2007/12/20)
藤沢 晃治

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「頭のいい段取りの技術」を読む.

この手のHOWTO本は買って読まないようにしようと決めていたんですが,本屋でぱらぱらめくって,やっぱり買ってしまった一冊.パラパラで読めれば買わなくても良いんですが,僕はそれできないんですねー.

それはともかく,何事にも段取りが大事だということを最近特に感じています.
僕は数値計算をするのによく簡単なプログラミングをするのですが,その際でも段取りをきちんとしておくと,もうほとんど終わった感じです.段取りを丁寧にしておくことが,仕事を進める上で,一番大切なんだと思いました.

金属加工の世界でも,段取りが重要です.というよりも,段取りさえ終わっていれば,あとは素人でもなんとか加工はできます(もちろん精度という意味では別問題です).その段取りをどのように組むかというのが,まさに職人の経験の見せ所になるわけですな.

この本,まさにその「段取り~!」を書いたもの.
著者はかつて段取り君と呼ばれていたらしいです.「段取り~!」はさすがに流行語対象にはならいないですねw.

読んでいていくつか共感できるところと,そして耳の痛いところがありました.たとえば,

「仕事の段取りに関する限り,私は,優柔不断な善人より,迅速に行動する悪人のほうが好きなのです」

って言葉.これは耳が痛いです.僕は要領が悪いのか,細かいことにこだわりすぎてとても優柔不断になってしまいます.そのため行動が迅速にできない.でも実際やってみると,とっととはじめておけばよかったと思うことが多々あります.もちろんきちんと段取りをしていることが条件となりますが.

とはいえ気になるところもある.

「完成度は八〇%でいい」

といってみたり,

「一万分の一に備える」

といってみたり,

NASAのポリシーであるフォーナインを紹介してみたり.ちょっと話に矛盾がある.この手の本に全体としての整合性を求めることが間違っているのだなぁと感じる.個別個別の項目を読んでなんとなく納得して,モチベーションを維持することに意味があるんで,全体としてそんなに理論的にしっかりしている必要はないのかもしれない.


ちなみにNASAのフォーナインは,全ての部品の信頼率を99.99%まで高めるというもの.
一つのプロジェクトに10個の部品が使われていたら,プロジェクト全体の信頼率は,99.99の10乗つまり,99.9%になる.失敗の確率は0.1%になる.最近はシックスナインの精度が求められているとか.

この考え方はとても正しいと思う.ただし,全体としてリスクが相互に依存関係になっているようなシステム設計をしているわけではないだろう.どこかがダメになっても,なんとか動くようなバッファーを持った設計にしているはず.そういう設計思想も重要だよなぁと思っていると,その点もきちんと指摘されていました.


第1章 「段取り」とは一体なにか?
第2章 余裕を生み出す「予定・時間管理」の段取り術
第3章 仕事スピードが上がる「環境・情報整理」の段取り術
第4章 超効率アップ!「知的作業」の段取り術
第5章 できる人の「コミュニケーション」段取り術
第6章 「ゴチャゴチャ仕事」の段取りのつけ方・動かし方─実践編
終章 段取りの目的は人生を楽しむこと!

第6章の,ゴチャゴチャ仕事に対する方法論は,一度実践してみないと,ちょっととっつきにくい.しかも本文とグラフの参照もなんか読みにくい.でも実践してみると,その意味に気が付くかも.よくよく考えてみると,たしかに,あれもこれもやらなくちゃというゴチャゴチャしたプロジェクトを,どういう工程管理をすればよいのかという問題の整理にはとても役立ちそうな気がしてくる.個別の工程同士の相互依存関係を洗い出すことで,全体像を捉えることができる.なにをやるにもまさに段取りが重要なんだと改めて実感した.とりあえずやってみることにします.

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