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「サブプライム問題とは何か」を読む 

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
(2007/11/09)
春山 昇華

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「サブプライム問題とは何か」を読む.

昨今話題のサブプライム問題を整理した一冊.新書であることと,著者の整理の仕方がうまいのであっという間に読めた.

目次
プロローグ ~ステップ返済がサブプライムローンになる時!
第1章 住宅バブルを生んだ社会的な背景、時代的理由
第2章 サブプライムが略奪的貸付に変質した理由
第3章 サブプライム問題の露呈 ~歯車が逆回転を始めた
第4章 サブプライム問題への対策と現実 ~住宅バブルを後押しした証券化
第5章 サブプライム問題の今後
第6章 終わりのはじまり ~アメリカ帝国の終焉


まさにタイトルの通りの本で,サブプライム問題とは何かを,そもそもサブプライム・ローンとは何なのかということから,そこに潜在した問題点,悪徳業者の存在などを,時系列に丁寧に教えてくれる.

基本的な内容はタイトルに要約されている通り.

中でも一番興味を引いたのは,いかにサブプライム・ローンというものが放漫な貸し出し形態だったのかを象徴するNINJAろーんのところ.NINJAとは,「No Income, No Job, or Asset Verification」のこと.つまり所得無し,仕事なし,資産証明無しでもOKというもの.まさに住宅バブルを象徴する現象であったことが伺えます.

サブプライム・ローンに関する記述は,とても整理されていて良いのだけれども,それ以外のたとえば最後の章などは,ちょっと壮大にすぎる感じ.世界史の流れを踏まえた大国の興亡的なアイディアから,アメリカ帝国の終焉まで語ってしまうのは,ちょっと行きすぎ感を感じてしまう.ただし,著者の指摘の通り,借り入れに頼ったアメリカ経済の有り方と,昨今の経済状況から,最近この手の話がネットでも盛んに行われ,かならずしも非現実的とはいえない.だけど,新書の最後の章で,サブプライム問題の延長として語るにはちょっと壮大すぎるかな.

キリギリス的なアメリカ人の生活を垣間見ることができる一冊.
とても勉強になりました.



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