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いまのリサイクルは,リサイクルとは言えない 











環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))
環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029)) 武田邦彦

おすすめ平均
starsバイオ燃料批判の嚆矢
stars前著に劣らない内容
starsバイオエタノール使用は二酸化炭素をいっぱい出すことになる!
stars「環境問題」への関わり方
stars環境問題は国興し!

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前著に引き続き,一気に読んでしまった一冊. 今やってるリサイクルってのは,本当の意味でのリサイクルになっていないことが良くわかりました.考え方としては,経済学の一般均衡的なアイディアだと思います.部分均衡では意味のある行為かもしれないが,一般均衡として全体を考えたときに本当に意味のある行為になっているかということがポイントになっているように思いました. ただし,本書を読んでいると,そもそも部分均衡としてのリサイクルも本当に成り立っているかということすら疑問に感じてしまいます.これほどまでに官僚の面子と利権が絡んでいる問題が,まだあったとは知りませんでした.というか,環境問題という科学的な問題を解決すべく,良いことに取り組んでいるんだという幻想が,問題の本質を覆い隠してしまっていたということなんですね. 今回一番参考になったのは,二つ. 一つは,石油を直に燃やしてエネルギーをとることが最も無駄であるということ.それよりは,石油を使ってプラスチック製品を作り,それを利用した上で,最終処分として焼却して,エネルギーを得たほうが,ずっと資源の節約になっているということになるということ.つまりリサイクルすることよりも,そもそもの資源の利用段階をどうにかするほうが,よほど環境にやさしいということ.まったく納得です. 二つ目は,資源学という概念.経済学でも資源の問題は取り上げるので,分野の重なるところです.かなり多くの研究成果が残されているようなので,これは是非関連文献を読んでみることにしようと思いました. 著者も指摘するように,環境問題は資源問題と関わっています.資源問題は,歴史的にも即外交問題につながる.資源獲得競争は,これ外交問題になる.外交というところに話が及んだ段階で,日本はもっと強かになる必要があるでしょう.単に”良い子”でいる必要はない.同じ良い子になるなら,戦略的に強かに良い子であることが求められているんでしょうね. 本の値段は952円+税. とてもリーズナブル.しかしこの本から得られたものは,金額ではあらわせないくらい重要なものでした.

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