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SNAの固定資本減耗の「簿価」と「時価」 

SNAにおける固定資本減耗は,
企業会計でいうところの「減価償却費」

「資本偶発損(事故災害等で予想される損害)」
を合わせたもの.

フロー編においては,簿価ベースの推計値が計上されています.
ストック編においては,時価ベース(または再調達価格ベース)の推計値が計算されています.

両者の差が,ストック編の調整勘定「その他」として計上されているのですが,
計上されている値が,どっちからどっちを引いた値か良くわかりません.

たとえば,
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/93snapamph/chapter2.html
によれば,

「「その他」勘定で、こうしたフローとストック推計における評価方法の違いによる固定資本減耗の計数の差額を記録しています。」

とある.また,統計表(例として非金融法人企業の表をみると),
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h17-nenpou/n89i11_jp.xls
の調整cのシートをみると,注に,

「(注)「その他」勘定は、ストックの系列から推計される減耗額とフローの減耗額との差を計上した。」

とある.
こういう書き方をされては,どっちからどっちを引いた値か意味がわからない.
もちろん知らない僕が悪いといえばそれまでです.
そうはいっても,知らない人が調べてわからない状況は
望ましくないと思います.

現在確認中ですが,
小巻泰之氏の次のペーパーの脚注10によれば,
http://www.nli-research.co.jp/doc/syo0506b.pdf
簿価ベースの固定資本減耗に,符号を逆にした「調整勘定(その他)」を加えるとのこと.
つまり,
ストック編の調整勘定「その他」として計上されている値は,

「固定資本減耗簿価ベース」ー「調整勘定(その他)」=「固定資本減耗再調達価格ベース」

ということか.
内閣府のHPにあるSNAの解説はもっとわかりやすくならないだろうか.
言葉だけの解説は,抽象的で,しかも書き方によっては必ずしも意味が一意に
意味が取れないことがあります.
そういう時には,具体的で再現可能な数値例が表示しあると
イメージしやすく,利用者もとても助かると思いました.

追記,内閣府の経済社会総合研究所の担当者にメールして問い合わせたところ,
上記の理解で正しいみたいです.

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