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「そうだったのか!中国」を読む 

そうだったのか!中国
そうだったのか!中国池上 彰

おすすめ平均
starsそうだったんだ!中国
stars歴史を直視
stars果たして中国国内で発売可能か?
stars中国共産党史の入門書
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「そうだったのか中国」を読む.
中国といっても,中国共産党による中華人民共和国の歴史ということになる.中国というと,4000年の長い歴史があるように感じてしまうけれども,中華人民共和国は,とても新しい国なんですよね.その意味で,若い中国共産党の国造りの過程を見ることができて,とても興味深く読みました.

実際,中国共産党の歴史について,断片的には知っていても,全体を通しての流れなどをきちんとつかんだことはありませんでした.だからこうしたまとまった内容の本がでてくれてとても興味深く読むことができました.

しかも書いているのは,元NHKの池上彰.僕の印象では,彼はとてもフェアなジャーナリスト.あまりにフェアなので,本人の主張は何もないようにも見えてしまう.しかしこの本に関しては,フェアであることが功を奏している感じです.フェアだからこそ,日本のマスコミがあまり取り上げないような内容をきちんと紹介してくれているのです.

さて,目次は次の通り,

[目次]
1.「反日」運動はどうして起きたのか;
2.毛沢東の共産党が誕生した;
3.毛沢東の中国が誕生した;
4.「大躍進政策」で国民が餓死した;
5.毛沢東、「文化大革命」で奪権を図った;
6.チベットを侵略した;
7.国民党は台湾に逃亡した;
8.ソ連との核戦争を覚悟した;
9.日本との国交が正常化された;
10.小平が国家を建て直した;
11.「一人っ子政策」に踏み切った;
12.天安門事件が起きた;
13.香港を「回収」した;
14.江沢民から胡錦濤へ;
15.巨大な格差社会・中国;
16.進む軍備拡張;中国はどこへ行くのか

各章のタイトルをみれば,中国について詳しい人は,だいたい内容がわかると思います.僕は知っていることも,知らないこともたくさんありました.

特に秀逸だったのは,首脳陣の流れについて.
天安門事件についても寛容であり,親日家でもあった胡耀邦と思想も近い趙紫陽.どちらもこの事件で失脚してしまったこと.また現在の首相である温家宝は趙紫陽の流れを汲む.また胡錦濤は,胡耀邦の薫陶を受けている.そうした二人が現在の中国のトップにいることは注目に値する.もちろん,親日であると失脚の原因になりかねないので,表立った主張はしないでしょう.しかし江沢民時代の反日ぶりと比較すれば,ずいぶんと違いがあきらかに思えます.

そういえば,僕は鮮明に記憶しているのですが,安倍首相が中国を訪問した際,中国側の歓迎セレモニーでは,「君が代」が演奏されたのです.他国を尊重することは,あたりまえのことですが,中国側が「君が代」を演奏しているというのは,とても印象に残りました.
ちなみにこの君が代の演奏について,新聞で触れていたのは産経新聞だけでしたw

経済成長に伴い,豊かな中間層が増えてくれば,彼らが政治への参加,民主化を求めてくることになる.そうなれば,今後中国の政治動向が変わりうるでしょう.ただし,いまの中国は,格差が広がっています.広く中間層が出てくるのではなく,一部の富裕層と多くの貧困層という二極化になってしまうのであれば,先の可能性は薄い.その意味で,政治の動向と経済の動向は切っても切れないわけですねぇ.

そうそうもう一つ.
中国の政策のほとんどが,権力争いに基づいているということも分かって,さらにまた,あー,そうだったのかぁ~
と思える一冊w

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