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「驚愕の外人犯罪裏ファイル」を読む 

驚愕の外人犯罪裏ファイル―外人犯罪白書2007

を先日注文したのだが,日曜日にようやく届いたので読んだ.

ネットや,知り合いの外国人の反応はすこぶる悪い.
とくに差別的な描写と差別用語.
描写にかんしては,表紙を指摘する声を聞いた.
日本人は,こういう描写に悪意をそれほど感じないのかもしれないが,
外国人はかなり悪意を感じるらしい.
違いは多分「漫画文化」にあるのかも.
でも,そういえば昔から漫画の表現の差別性は問題になってたかも.

あとは黒人にたいして「ニ●ー」という,表現を使っていること.
これもたしかに黒人差別が問題になっている国が見れば,大いに問題だろう.
こうした点に関しては,本に対する批判に激しく同意.
出版社は,これらの点については,修正すべきだと僕も思う.

こういった問題にたいして,本を販売していたファミリー・マートについて,外国人からの不買運動が広がったらしい.
http://www.japanprobe.com/?p=1072
いまではファミリー・マートも棚からこの本を取り除いているし,ネットで見てもほとんどの本屋では在庫切れで購入ができない


出版社の代表が,メトロポリスにコメントを出している.
何故,僕がこれを出版したのかというもの.

http://metropolis.co.jp/tokyo/673/lastword.asp

ここでは,出版してから,おそろしい脅迫を受け,命の危険すら感じたということが書かれていた.こういう外国人の反応にも,ちょっと拒否反応を覚えるのは僕だけだろうか?

それはともかく,彼の言い分は,いろいろあるが,基本は,日本で増加している来日外国人犯罪について,もっと議論を巻き起こしたいということだ.たしかに日本人はセキュリティについて,無頓着なところはあるし,東京のように石原さんが強く取り締まっているような都市部は警察もがんばっていてましだが,地方となると,格好のターゲットになっているようだ.
その意味で,議論を起こしたいという彼の意図はよく分かる.
ただし,やはり一部の表現は本当にいただけない.


しかし,
差別表現を除けば,内容はデータや取材した事実に基づいたもので,正しいものであった.そして同時にフェアな内容でもあったと思う.なぜなら,外国人犯罪が増える原因の一つとして,日本の閉鎖的な社会や,条件の悪い労働市場を問題として取り上げている.つまり,外国人犯罪の増加を,すべて外国人が原因とはせず,日本の社会的な問題もきちんと取り上げている.

また外国人犯罪の裏に,日本の暴力団もかかわっていることも指摘している.だから全てを外国人だけに帰するわけには行かないことも,きちんと指摘しているわけだ.

その意味で,一部を除き内容はとてもフェアなものだった.
だからこそ,一部分の失敗はもったいない.
難しいのは,もしきちんしていたら,これだけ話題にはなっていなかったかもしれない.とすれば,この結果は良い方向に働くのか,どうなのだろう?

外国人ブロガーの反応は悪い.
こういう問題はグローバリゼーションの一つの問題なのだろう.
日本が,一般的な国際標準にあわせて,治安の悪さを容認し,みながセキュリティ意識を高めるべきだろうか?
それとも,来日する外国人が,日本の治安の良さを維持するように,あわせるべきだろうか?
僕は理想的には後者だと思う.
多元的な社会では,お互いがお互いの文化を尊重するのが当然だ.そして,僕の考えでは,ホスト国の文化・法律を尊重すべきではないだろうか?なぜなら,ホスト国の文化が尊重されてこそ,世界的に多元的な社会が存在することができる.そうでなければ,単なるカオスだ.
外国人が,外国人が感じるのと同じ差別問題に対する意識を,日本人に求めるのと同じレベルで,日本に滞在する外国人は,日本の文化を理解して尊重してくれると嬉しい.

当然ながら,日本がホストと言い張るからには,ホストである日本がきちんとお客を迎える準備をする必要がある.その意味で,この本は,外国人に問題を問うているのではなく,日本人に問題を問うているといえる.

これを機会に,もっと理解を深める活動をすべきだろう.
イギリスのガーディアン誌では,
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,2004645,00.html
といった反応もでてしまっている.いつまでも日本が東洋の端っこの奇異な国であってはいけない.日本が日本の良い文化を保ちつつ,グローバル化していくことを考えていけるといいなぁ.

繰り返すけど,差別表現については,全てダメダメでした.
センセーショナルな表現で,売名行為を狙ったんでしょうが,これはやりすぎ.

なんとこれ,アマゾンのマーケットプレイス5000円になってる.

んー,手に入らないのは確かだけど,

プレミアつけて売る奴って,どうなのかなぁ.

・・・

・・・

いや,どうなのかなぁ.

コメント

私達日本に来ている外国人の多くは、日本人と結婚もしているし、日本に長年住んでいるし、日本語も話せるし、(日本人である配偶者とは違って)日本料理も作っているし、マナーも守っている…それって日本文化を尊重するでしょう。
しかし、私達は「客」だと言えますか。日本は私達の国でもあると思っても、間違っているでしょうか。日本は日本人の国だけでしょうか。それともここに生きている皆の国ですか。
帰化した者の場合はどうでしょか。外見は黒人・白人のままですが、日本人になりてく、帰化した人は日本では「外国人」のままでしょうね。
どうして私達をいつまでたっても、「お客さん」だと思っているのでしょうか。
どうしていつも私達はよそ者扱いされるのだろう。
それに、いつも、必要もない時、民族や国籍に関連性が全くないときにでも、日本人と区別されてしまいますし。
あと、犯罪のことですが、犯罪者の多くは、国籍を問わず、男性なのであろう。比率的は、日本人の男性の方が外国人女性より犯罪をおこす可能性が大きいでしょう。それでも、「男性犯罪者」や「関西人犯罪者」、「北海道出身の犯罪者像」などは、メディアは一切報道しません。
(例外も勿論、日本人の場合でも外国人の場合でもありますが、殆どの女性が関係もないのに)「外国人」ばかりがバッシングされてしまいます。一口外国人というのですが、男女の違いもあって、日系人って結局日本人なのか、外国人なのか、色々はっきりしてない点もあります。
多くの外国人は、日本語を一生懸命を勉強し、頑張っているのに、絶えずに排除されたり、道を歩くだけで、(子供や年寄りにだけではなく)毎日指でさされたり、中学・高校生に英語(!?国籍は様々なのに)で(嫌な)言葉言われたり、店が外国人を断れたりする… 
この国では、私達(日本人男性の配偶者達のような人)が問題を起こしていると言うのでしょうか。批判の対象になっているだけでしょう。Kersoさんでさえ、このブログの中、「外国人」が客で、日本の文化を尊重すべきだと言っていますよね。私の家庭は、主人より私の方が日本の文化を「守っている」気がします。自分の文化を誇りに思う日本人なのに、日本の「民族衣装」も着ないし、日本料理一つも作れないし、私ほど日本の文化を勉強したこともない。なのに…

コメントありがとうございます.

Mouseさん,コメントありがとうございます.

日本文化を尊重している外国人がたくさんいることは知っていますよ.
ですから,「そういう人がいます」という意見を書かれても,
「そうですね」と答える意外に何も言うことはないのですが・・・

>どうしていつも私達はよそ者扱いされるのだろう。

こういう見方こそ,日本をひとくくりにしたステレオタイプな見方ではないでしょうか?
よそ者扱いしない人もたくさんいますよ.
物事は,ひとつの視点から捉えきれず,例外をあげれば切りがありませんよね.
大切なことは,お互いの文化を尊重しあっていくことだと,僕はおもうのです.

ただし,おっしゃられるように,日本人の傾向としては,
打ち解けるまでに時間がかかるという感じがあるかもしれません.
しかし逆に打ち解けてしまえば,とても深く付き合うことができるというメリットもある.
そこは文化の違いですよね.
ですから,違う文化を持ったところから来た人は例え日本人であっても,
少し打ち解けにくいと感じるかもしれません.
そう感じることは,文化の違いによって生じるのであって,
決して差別や区別ではないということだと思いますよ.
そういう文化の違いもまた尊重すべきところなのだと思います.

もちろん国籍が違えば,制度面では区別は必要です.
誤解を生むといけないので,あらかじめ念を押しておくと,差別はいけません.
しかし,国籍によって,制度的に区別が存在するのは,世界各国どこでも共通で自然なことですよね.

帰化した人は日本国籍を持っていますから,日本人と同じ権利を持っていますよ.当然選挙権も被選挙権もありますから,国会議員にもなれますし,実際ツルネンさんが国家議員になっていますね.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A4
最近のみならず帰化した人が国会議員になった例はあります.

外国人ばかりバッシングということですが,この本は外国人の犯罪について取り上げた本なので,どうしてもそのように見えてしまいます.しかし,必ずしもそうではありません.この本の内容をきちんと読むと,日本の労働市場の問題点なども指摘しているんですよ.たとえば警察白書でも外国人ばかりの犯罪を取り上げているわけではありませんよね.ブログで紹介している本が,センセーショナルなものなので,目立っているだけですよ.
日本人によるもの,外国人によるものを問わず,犯罪は全て非難されるべきものだと思います.

また,文化を尊重することと,文化を実行することは別ものですよね.僕も外国の文化を尊重しますが,尊重しているからといって,実行はしません.たとえ日本の文化だとしも,それは多様であって,全てを同時に実践はできないですよね.僕は東京の出身なので,たとえば東北,たとえば北陸,たとえば関西,たとえば中国,たとえば山陰,たとえば四国,たとえば九州,たとえば沖縄の文化は実践できません.

なにはともあれ,もしも文化の違いがお互いの誤解を生んでしまうのであれば,
そういったことを感情的にならずに,きちんと話し合って誤解を解くことができると良いですよね.

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