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おかしなおかしな日本 

今朝の読売新聞の朝刊につぎの記事があった.

「赤ちゃんポスト 国が容認」

熊本市の慈恵病院で,赤ちゃんポストの設置について,
厚生労働省は,「明らかに違法とは言い切れない」という
見解を示した.

というもの.
ただし,ここでは,赤ちゃんポストについて議論したいわけではない.これを読んで,いかに日本の制度が歪んでいるか,気が付いた人はいるだろうか?

問題は,
"厚生労働省が,違法か否かの見解を示していること".
役所は行政を行うところであって,法解釈を行うところではない.
法解釈を行うのは,司法だ.
にもかかわらず,役所が違法性を判断している.新聞ですら,なんの疑問の抱かずに,こんな記事を垂れ流してることに,自分で気が付かないのだろうか?

しかし,仕方が無いのかもしれない.
日本はたいていの場合,法律判断はまず役所がやっている.
まず近所の役所へ,そこで解決しない場合は,都道府県庁へ,そして国の役所へと話があがって,お伺いをたてる.そして役所が法律判断を下すのが,日本の仕組み.

この読売新聞の記事にも,こんな文面がある.

法的問題がないか,「熊本市の幸山政史市長が22日,厚生労働省を訪れ,見解を求めたところ・・・」

というもの.
なんて歪んだ制度だろう.
しかも日本の官僚は,多くの法律案を作る.
本来法律を作るのは立法権を持つ国会の仕事.しかし国会議員がバカなのか,官僚が一枚上手なのか,日本ではほとんどの法律原案を官僚が作る.国会議員はそれを承認するだけ.
そして同時に,先の例で見たように,法解釈もまた官僚が行っているのだ.

官僚が法律を作り,官僚が法解釈を行う.
こんなに官僚にとって良い仕組みはないではないか.
自分で作って,自分で解釈して,執行も自分で行う.
権力が集中しているにもほどがある.

とってもおかしなおかしな日本の制度.
そしてそれを疑問に思わない日本人.
おかしいんじゃないの?

コメント

う~んどうでしょう

申請を受けたら市は是か非かの判断をするのは当たり前の話で,
それに異議が生じたときに初めて
司法の場に持ち込まれるのでは…?

d_d-さん,

コメントありがとうございます.

そうですねー.この件でこの議論をしたのが適当でなかったですかねー?

今朝の『朝ズバ』下村レポートでは
法律違反にならないか25項目の検討を行い,2ヶ月検討の末(12月に申請)今の厚労相見解に持ち込まれたようですね。

市「児童虐待にあたらないか」
病院「安全に保護できる場所に預ける行為なので虐待にはあたらない」
など

d_d-さん

新聞記事の書き方が,国が認めるか認めないかが,あたかも最終判断のような書き方をしているのが,やっぱり気になります.
こういうときに「国」という言葉を使うから,なんかおかしくなるような気がします.この場合は「行政,あるいは厚生労働省」とするほうが良いですかねぇ.
最終判断は司法の場になるわけだし.

コメントありがとうございました.

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