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サイケデリック・ブルー 

神々の糧(ドラッグ)―太古の知恵の木を求めて
神々の糧(ドラッグ)―太古の知恵の木を求めてテレンス マッケナ Terence McKenna 小山田 義文

第三書館 2003-12
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ようやくテレンス・マッケナを読破.
とても抽象的な文章で,ほとんど何をいいたいのかワカラナイ
箇所がたくさんありました.それは多分ドラッグをやっているせいではなくて,
小難しい用語や単語を並べて抽象的な表現をするのが好きだからという感じですね.

この本で,もっともわかりやすかったのは,
表紙裏にかかれた,マッケナの紹介文.
そして本の終わりにある,日本人による解説文.
および訳者の解説文.
でした.

正直,ドラッグを合法化することに単純には賛成できませんが,
ただ闇雲にドラッグを否定するのではなく,研究対象として残しておく
必要はあるのだと思いました.
その上で,管理化の下でドラッグの使用ができるすることは可能なのかもしれません.

特に彼の指摘で面白かったのは,
アルコール,タバコ,紅茶,砂糖,カカオ.
これらも全てドラッグだという点.
たしかにアルコール,ニコチン,カフェイン,ブドウ糖.
どれも直接に脳に作用する成分であること.
ブドウ糖以外には,それなりの依存性があるということ.
ドラッグをやる行為を自傷行為として非難があるが,
アルコールも肝臓を痛める,脳を萎縮させる.
タバコも肺気腫や肺がんの可能性を高める.
カフェインも心臓の病気あるいは高血圧症の人には問題があるし,
大量に摂取すれば,どれも危険な状態を招きます.
ブドウ糖も取り過ぎれば,成人病の原因となる.
その意味で,これらもまたドラッグだという指摘をマッケナはする.

さらに犯罪へのつながりという意味では,ドラッグに限らず,
アルコールによる犯罪は多くあります.
それこそ飲酒運転などは,危険運転致死罪という重い罪を課すことができるようになりました.そのまま殺人罪としても良いのではとも思うくらいです.

こうした議論から考えれば,何事も量の問題なのであって,
ドラッグだからといって頭ごなしにダメなんだという,
一種思考停止した状況には,確かに疑問を感じます.
向精神薬として,管理下のもとで,適量をうまく使えることができるのであれば,
必ずしも悪いものではないのかもしれません.

一般に売られている,市販薬であっても,量が多ければ幻覚作用を引き起こしたり,
それこそ死に至らしめてしまうものはいくらもあるでしょう.
食品に含まれるごくごく一般的な成分であっても,量を取りすぎれば命にかかわるものもあります.


オランダのアムステルダムでは,政府公認というか,政府がマリファナ
ショップを運営していることは有名です.
ただし,こうしたことが可能なのはオランダ人の落ち着いた国民性も
要因として考えられるという話を知人から聞いたことがあります.
どこかで可能だからといって,他の全ての国で可能であるとは限らないので注意する必要はありそうです.

またマリファナは,依存性は無いということを聞きます.
ただし依存性が無いということは,我々に耐性ができやすいということでもある.
つまり,使いすぎれば慣れてしまうということです.
こうなってしまうと,より強いものを求めてしまう入り口になってしまう可能性もあります.
その意味で,依存性が無いこと自体を評価はできないようにも思います.


最後に,よくドラッグに対する批判として,ドラッグがブラックマーケットの資金源になっているというものがあります.
しかし,これは問題を摩り替えている.
議論しているのはドラッグであって,ブラックマーケットではないんですね.
ブラックマーケットをきちんと取り締まれば,ドラッグは資金源にはなりません.
とすれば,ドラッグ自体への批判にはなっていないことになります.

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