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モンロヴィア 

アラーの神にもいわれはない―ある西アフリカ少年兵の物語
アラーの神にもいわれはない―ある西アフリカ少年兵の物語アマドゥ クルマ Ahmadou Kourouma 真島 一郎

人文書院 2003-07
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モンロヴィアでクリックした人は,流石ですねっ.
この本を読む前の物を知らない僕にはできなかったです.
ソマリアの話から,アフリカに少し興味をもったので,この本を
読んでいました.リベリアを中心にした西アフリカでの話し.
スモール・ソルジャーを主人公にした小説です.小説だから
もちろんフィクションなのですが,しかし嘘でもないんですね.

僕はあまり小説を読みません.
だから小説としての評価はよくわかりません.むしろ訳者の
注がすごく良くかけていて,西アフリカの現代史がとても良く
わかりました.
普通は小説を読みながら,訳注を読むんでしょうが,僕の場合は逆でした.
訳注を中心にして,小説を読む.でもただ歴史を見るだけでなく,
その小説があることによって,歴史の中で生きていく人間が
生き生きと現実感をもって見えてきました.
歴史を知らずにその国の現状を語ることはできないでしょうし,
ただ歴史知識だけで,その国に生活する人間をしらないのも
また意味はないのかもしれません.

モンロヴィアはリベリア(英語圏の人はライベリアって発音してました)の首都.外務省HPによれば,
国 名: リベリア共和国 
(Republic of Liberia) 国旗
2006.1現在
一般事情  <米国解放奴隷の建国の地>
1.面積 111,370km2(日本約3分の1)
2.人口 約340万人(2004年/世銀)
3.首都 モンロビア(MONROVIA)
4.人種 ゴラ族、クペレ族、クル族、バサ族等16部族
5.言語 英語(公用語)、その他各部族語
6.宗教 国民の90%が原始宗教、その他にキリスト教とイスラム教

重要なのは,Civil War前後のアメリカでの解放奴隷による建国
の地であるってことですね.アメリコ・ライベリアンと呼ばれ,
英語がしゃべれて,知的階級という感じになるそうです.
その後,1980年リベリア先住部族クラン族出身のサミュエル・ドゥ曹長による
クーデターでトルバートを暗殺、アメリコ・ライベリアンの少数支配が終わることになる.
1989年にチャールズ・テーラー率いる反政府のリベリア国民愛国戦線(NPFL)の組織が蜂起して内戦。テーラーは父親がアメリコ・ライベリアン.
つまりは,解放奴隷の入植黒人と先住黒人との内戦状態になって
しまっていたわけで,とても皮肉な状況ですねっ.
1997年にはチャールズ・テイラー大統領就任,第3共和制成立.
2003年4月頃から政府と反政府勢力(リベリア和解・民主連合(LURD)およびリベリア民主運動(MODEL))との間での戦闘が激化。2003年8月にテイラー大統領がナイジェリアへ亡命.
2003年9月国連安保理決議1509によるUNMIL(国連リベリアミッション)の設置.
ジョンソン=サーリーフが初の女性大統領.

なんとも壮絶な歴史ですね.
George F. Kennanのこんな言葉を思い出しました.

「どの間違いもある意味ではその以前に行なわれたすべての間違いの産物である。それゆえどの間違いもその後のできごとのどれについても単独で責任を問われないのである。そして、これと同時に、どの間違いもある意味では将来のすべての間違いの一つの要因となるのであり、それゆえに、どの間違いもその後のできごとにすべてについて何らかの責任は免れない」

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